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インドツアー報告:2日目
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【2日目】 朝のヨガは、気持ちいい〜!
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インドツアー2日目・写真01 インドツアー報告:2日目 翌朝、6時。ホテルの広い中庭を利用して、皆さんとヨガのレッスンを行なった。
 朝露に濡れた芝生の上にバスタオルを敷いて、私も久しぶりに体を伸ばした。
 実に気持ちが良い。深く呼吸をして、最後にシャバアーサナ(死体のポーズ)で仰向けになり、目を閉じると、小鳥のさえずり、蝿のうなる音も聞こえて、デリーの朝の空気が清清しい。
 終了して、目を覚ますと私も嬉しい。みんなの顔もニコニコしている。ここに調和がある。
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【2日目】 飛行機が来ない・・・
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インドツアー2日目・写真02 インドツアー報告:2日目

朝食後、すぐに国内線のデリー空港へ向かう。到着するとまもなく、ガイドのラワットさんが苛立っている。インドの人は何故、こうも分かりやすい表情をするのだろう。嘘をつくのが難しい人たちだ。でも、私は、それが好きだ。
 「ラワットさん、どうかしました?」
 「ヒトミさん、困りましたねえー、飛行機がまだ来てないですよ」
 「え?来ていないって、私たちの乗る飛行機がデリーに到着していないってこと?」
 「そうです、これからバラナシを出て、こっちに来ると言っています。まったく!さっき電話した時は、あのアテンダーの女性、時間通りだって言っていたのに!まったく〜!」
 ラワットさんは、無線機を持つ空港の女性をにらんで悪態をついた。
 「まあ、怒ってもしょうがないよ。彼女が悪いんじゃないし・・。じゃ、何時に出発なの?」
 「えー、2時間遅れですねえ・・」
 2時間かあ・・・。まあ、インドでは、よくあることだ・・・。
とはいえ、バックパッカーの一人旅なら、空港の隅でゴロンと横になって、のんびり本でも読んでいれば2時間はあっという間なのだが、今回はそうもいかない。ゴロンとしていてくださいなんて、皆さんにとても言えないくらい、白いパンツルックの方もいれば、スカートの方もいる。
 添乗員の佐々木さんと相談して、一旦カフェなどに別れて、再び集合とした。
参加者の方たちとマンゴージュースを飲んで、おしゃべりをして、2時間はあっという間にたった。
そして、ようやく100人以内の搭乗者を乗せたインディアンエアラインは、スムーズに私たちをバラナシまで運んでくれたのだった。

バスに乗り込んだ一行が最初に向かうのは、サールナート。ブッタが最初に説法を説いた所として観光名所になっている。サールナートに向かう間、次第にインド特有の農村地帯の風景が広がっていった。
雨季の緑美しい麦畑。色鮮やかなサリーを着た女性たち。ヤギや羊、家の軒先で遊ぶ子どもたち。牛車に乗って歩む農作業の男たちが、窓の外に過ぎてゆく。
 バスは、一本道をひた走る。地平線まで続く広大な大地、人と自然の溶け合ったこの風景が、何故か私には、なつかしい郷愁を感じさせる。それは、何故なのだろう。どこかに刻まれた記憶なのか、別の感情なのか、分からない。ツアーの皆さんは、何を感じているのだろう。
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インドツアー2日目・写真03
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インドツアー2日目・写真04
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インドツアー2日目・写真05
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インドツアー2日目・写真06
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【2日目】 サールナートは小雨だった。
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インドツアー2日目・写真07 インドツアー報告:2日目 ブッタが、ブッタガヤという場所で悟りを得た後、その思いを胸にやってきて初めに説法を行なったという場所だ。そこには、5人の修行者がいて、彼らがブッタの話に耳を傾けていた時、森の鹿もじっと聞いていたという場所だ。6世紀に作られた巨大なダメークストゥーパという要塞のような遺跡が残り、後は、遺跡跡だけという静かな公園のようだ。小雨を受けながら、皆で静かに緑の中を散歩した。
 奥の公園には、鹿が放し飼いされていた。まさに鹿野苑だ。この鹿の先祖が、ブッタの説法に耳を傾けたのだろうか?
 ここで、ブッタが何を思い、どのように説法をされたのかをイメージしながら歩いた。
しかし、今分かることは、仏教はインドに根づかず、チベットやモンゴルに密教という形で伝わり、中国を通り抜け、日本を終着点としたということだ。いくらブッタでも、これだけの距離を経て、その思想が海を超えて辿りつき、日本という国で落ち着いたということは、想像だにしていなかったのではないかということだ。
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【2日目】 カースト制度
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インドツアー2日目・写真09 インドツアー報告:2日目 このインドの地には、厳しい気候風土、文化が産み出した南のドラビダ文明と北のヒンドゥー思想が交じり合い、カースト制度と融合しながら、独自のヒンドゥーイズムを作り上げていった。
 "身分の貴賎はない"とブッタは説き、多くの貧困層の人たちが仏教を信仰した。しかし、4000年続いたカースト制度を崩すことは容易ではなかった。私たちは子どもの頃、学校でカースト制度は4つの階層に分かれていると教わったが、私がインドに住んでいて分かったことは、4段階どころが2000〜3000の職業別階層に分かれているということだ。
 その階層の違いは、先祖から受け継がれる姓で、インドの人はおよそ知ることができるという。
そして、自分のカーストと違った職業を選ぶことができないということだった。カーストによって、父親の職業は子どもに継承される。父親がレストランでテーブルを拭く仕事であれば、子どもも同じ仕事しかできない。レジを任されたり、食事を作ったりすることはできないのだ。床を掃く仕事の人は、もっと汚い仕事として、身分が低いものがする仕事だ。床を拭く者は、テーブルを拭くことさえ許されないのだ。
 当然、カーストの違うもの同士が一緒のテーブルで食事をすることもありえない。この旅行でも、ガイドさんたちが私たちと公の席で、一緒のテーブルで食事をすることはなかった。

 そのことを私たちは、「可哀想なこと、悲しい出来事」と捉えてしまう。しかし、彼らにしてみれば当然のことなので、可哀想だと思ってほしくはないのだ。
 その実態を、この旅行では直視することが始まった。
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インドツアー2日目・写真10
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【2日目】 カースト制度
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インドツアー2日目・写真11 インドツアー報告:2日目 サールナートを後に、バスに乗り込む時、数珠や絵ハガキを両手に持った数知れないたくさんの土産物屋の男たちに囲まれる。
 まさに蝿のように・・といったら申し訳ないが、本当にうわーっと一斉にやってくる。そして、なかなか放してくれない。その中には、時折、地べたをはいずって手を差し伸べてくる人や足にひどい障害のある人たちも含まれる。膝の下がない、肘から先がない。それでも皆、懸命だ。
 小さな赤ん坊を抱えた女性が、言葉もなく手で「食べるものをください」というジェスチャーをする。
 彼らのパワーは凄い。キチンと私たちの目を見て、目立つように自分を主張する。たくさんの人がいるなかで、自分こそが一番!という姿勢で何かを叫んでいる。
 「いらないよ。」「ほしくない。」と言って、手を振っても全く動じない。とにかく買ってもらうまでは、引かないのだ。
 ようやくバスに乗り込んだある一人の参加者がボソッとつぶやいた。
 「スゴイよねえ。あのパワー・・。びっくりした。あんな元気な営業マンが日本にたくさんいたらさ、日本ももっと景気が良くなるよ」
 本当にそうだ。ITに頼ってばかりで、このアナログな「営業にかけるマンパワー」を日本は忘れている。
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「チェット、マテヨ〜」とバスの入口まで
突進してきたお土産屋さんたち。
インドツアー2日目・写真12
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左の人が「これヤスイヨ〜」としつこいが、
右のお兄さんが制してくれている。
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