

| 株式会社 船井メディア |
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今年1月9日付の私のホームページ「船井幸雄ドットコム」に、「私がいま一番ほしいのは時間です。多くの手紙をいただくのですが、読む時間がないのです。多くの本を贈ってくださるのですが、これも10冊に1冊も読めません。会いたいと言ってくださる方が多いのですが、10人にひとりにもお目にかかれないのです。理由は、私自身がどうしてもやらねばならないことがあり、そのため手紙を読んだり、人さまと会うための時間をあまりつくれないからです。だからいま一番ほしいのは、時間なのです」……ということをわかりやすく丁重に書きました。
しかし一向に、手紙やメールも、贈られてくる本の数も、会いたいとおっしゃる人の数も減りません。
これらは私にとっては、うれしいことではあるのですが、ご希望くださる10分の1にも満たない方にしか対応できませんので、 多くの人たちにご迷惑をおかけする場合もあるし、私自身も心苦しく感じています。
人間は、なかなか他人のことがわからないようです。自分のことはわかりますから、自分を判断基準にして他人に対応します。
例えば、年齢とともに目や耳が衰えます。老眼や難聴のことなどは、私も50歳までは考えたことがなく、60歳を過ぎて老眼鏡を必要とするようになって、「手紙やワープロ、メールなどの字は、老人には太い大きな字で書いてあげねばならない」とわかりました。
そんなことを一つひとつ、手紙やメールをくださる人には言えません。視力が回復するという「両手振り体操」を毎日30分くらい続けたら、数年間で視力が0・9になり、裸眼でも小さい字が読めるようになりました。が、これは私だけのことで特殊な例だと思います。多くの高齢者には、ぜひ太い大きな字の手紙を出してあげてください。
ともかく、第三者に対して何かを行う場合、その相手の身になり、充分に考えて行動する、というクセをつけてほしいのです。
私自身は、視力を回復させたように、自他のためにも、いま何とかして自由に使える時間をつくろうと努力しています。
その一方法として、1月9日に「ホームページ」上で訴えたのです。そして、今回また、このような文章を『フナイ★メディア』誌上に出すことにしました。
それでも、実際にはほとんど効果がないかもしれません。というのは、普通の人は、案外に身勝手であるし、経験していない他人のことはわからないからです。……というよりわかろうとしない人が、ほとんどだと思えるからです。
人は、自分ひとりで生きているのではありません。共同生活をしているわけですから、この文章をお読みの方だけでも、他人に対してはその人のことを考えて、その人になるべく迷惑をかけないように、ぜひ対処してください。お願いします。そして、私にもぜひ、よろしくご対処ください。 |
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